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事例紹介

産学連携経験者インタビュー

株式会社リンレイ

滑り止め 床用コーティング剤の実用化
~「株式会社リンレイ」と「岐阜大学 応用生物科学部」との共同研究~
フローリングでの滑りから愛⽝を守る!
 岐阜大学 応用生物科学部 共同獣医学科が性能の有効性を評価した「滑り止め 床用コーティング剤」が発売されました。
 住環境の変化に伴い、近年ではフローリングのある室内で愛犬を飼育する家庭が500 万世帯強(リンレイ社 調べ)と非常に多く存在します。しかしながら、そうした家庭の60%程度で愛犬の滑りが確認されている(リンレイ社調べ)のにも関わらず、その危険性に対する理解や対策商材が不十分であるため、きちんとした対策が採られていないのが実状です。結果として、多くの愛犬達に負担がかかってしまい、ケガにつながってしまうケースもあります。
 そこで、株式会社リンレイと岐阜大学は「フローリング床で滑りにくくする」ことを目標に、「滑り止め 床用コーティング剤」を共同開発・実用化するに至りました。
(株式会社リンレイ 2016年 3月 22日 プレスリリースより引用・改変)
 
 共同研究にいたった経緯から、一連の成果、感想まで、株式会社リンレイ 総合企画開発部の山田貴之様にお話しを伺いました。
 
-早速ですが、本学と共同研究にいたったきっかけは何ですか?

 元々弊社では、本連携の端緒となった「滑り止め床用コーティング剤」の開発を進めており、ここに臨床獣医学的な評価を得られれば、さらなる商品価値向上が期待でき、最終的には当商品の命題でもある『人と愛犬のより良い共生環境創造』に寄与できるのではないか、といった議論を並行して行っておりました。
私は岐阜大学の卒業生で、友人から常々岐阜大学の獣医学科の優秀さは説かれていましたので、担当を志願し、産官学連携推進本部を通じて、昨年度より神志那先生との共同研究に至りました。その過程では同学部の鬼頭先生にも大変お世話になりました。
 
-共同研究の内容と成果について教えてください

 近年、犬の室内飼育と比例して「フローリングでの滑り」に起因する骨折や脱臼、ねん挫等の関節疾患が増加しています。そうした状況に対してフローリングを滑りにくくすることで予防するというのが当商品のコンセプトで、実際に床での滑りが犬の心身にどのような影響を及ぼすか、国内初となる臨床獣医学的なアプローチでの研究をしています。具体的には歩様解析試験やストレステスト、飼い主アンケート等、多角的な視点で進めています。
 歩様解析試験において、関節または神経の疾患を持つ犬(10頭)の歩様を比較解析した結果、塗布したフローリングでは滑らないか、もしくは滑る回数が減少することが明らかになりました。このことから同商品が疾患犬のフローリングにおける滑りを防ぎ、歩様改善に寄与することが分かりました。
 足・腰の関節疾患や神経の疾患は高齢になるにつれて発症しやすくなることから、高齢犬の疾患対策になることが期待できます。
 
-実用化まで至ったポイント・要因について、お聞かせください

 弊社新製品による犬の歩様改善への効果を調べるために、臨床獣医学的に科学的評価・効果の数値化を行って頂いたことです。
 
-本学との共同研究について感想・ご意見等ありましたらお聞かせください

 本連携は弊社にとってワックスやコーティング剤の新たな価値提案の第一歩となる極めて重要な取組みで、それと同じ熱量で取り組んで頂いている神志那先生はじめ岐阜大学に深く感謝すると同時に、僭越ながら卒業生冥利に尽きる思いで一杯です。
 今年度はより一層の成果創出を期し、更なる取組み強化を図って参る所存です。
 
※2017年8月取材(内容や役職等は取材当時のものとなります)
株式会社リンレイ 会社概要

本社:東京都中央区銀座4-10-13
資本金:1億円、従業員:500名(連結)
事業概要:業務用・家庭用・自動車用・工業用ワックス、洗剤など各種ケミカル製品の研究・開発・製造・販売・輸出、および、各種メンテナンス用機器の製造・販売、業務提携による清掃用機器の輸入販売。
本共同研究に関するメディア掲載
▽新聞掲載:科学工業日報 2017413日号

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